やりたいことができない人、やりたいことがない人にこの記事を贈りたい。
僕は以前、なんの仕事をすべきかわからず、打ち込める趣味もなく迷走していた。
そんな無職、無趣味な僕が人生を楽しめるようになった、「本当のライフワークの見つけ方」を、かんたんな4ステップで紹介したい。
あなたにとって、静かな革命の手引になればと思う。
現代人に趣味がない理由
現代人は以下のような理由から、無趣味、無目的になりがちだ。
- 不景気で収入が低いためチャレンジする気が起きない
- 情報が簡単に手に入る反面、選択肢がありすぎる
- 忙しい(無駄な付き合いや習慣に忙殺)
とはいえ、無趣味がいけないわけではない。普通に働き、家事をこなし、日々暮らしていくだけでも素晴らしいことだ。
しかし、それだけでは物足りないと感じる人もいるだろう。あるいは、今の仕事や生活に違和感を感じる人もいるだろう。
今回はそんなあなたのために、自分の本当の趣味、生きがいを見つける方法を提案したい。
流行で着飾ったハリボテ
中学の頃まで僕は、パソコンと読書が大好きだった。しかし、高校生になると、周囲に流されて、ファッションや音楽に興味を持つようにした。
進学しても、就職しても、周囲への無駄な迎合は止められなかった。心からのめりこめる趣味はなく、仕事も退屈なものだった。どこか借り物のような自分と、借り物のような日々を過ごした。
つまり、僕は「流行で着飾ったハリボテ」だった。
そんなある日、僕は何人かの友人との出会いによって、転換期を迎えた。自分のやりたいことを全力でやっている彼らに影響されて、僕ははじめに、以下を止めることにした。
- 無駄な付き合いに時間をかけること
- 流行の追従をして、本当は興味のないことに惑わされること
その代わりに、以下をはじめることにした。
- プログラミングの勉強
- 好きな本を読みまくる
その結果今ではITエンジニアになり、余暇で読書をして、様々な活動に加わり、色々なことをブログで発信するようになった。
そこで、僕が本当の生きがいやライフワークに出会った方法について、以下を紹介したい。
本当の趣味や生きがいを見つけるための4ステップ
1.思い出す
本当のライフワークは、すでにあなたの中に存在する。以下の思考法で、あなたの中にある、「興味の芽」を探ってみよう。「個性とは着るものではなく、脱ぐもの」だ。
- もっとも古い記憶の中で、あなたはなにをしている?(僕は折り紙をしながら、絵本を読んでいた)
- 小学生のとき、なにに興味があった?(僕は図書室の世界名作文庫が大好きだった)
- 思春期のとき、あなたはなにを諦めた?(僕は考古学者か漫画家になりたかった)
- 仮に今の仕事や趣味を辞めたら、なにをはじめる?(僕は心理学の勉強をしたい)
2.分析する
あなたが見つけた「興味の芽」を分析してみよう。それがあなたの本質的な興味の対象になる。
本質的な興味の対象は複数あってもいい。僕がエンジニアであり、かつ読書好きなように、いくつかのチャンネルが生まれることもある。(むしろ、対極となるふたつの活動が補い合うと、バランスが取れる)
本質的な興味の対象がわかることで、さらに、あなたのライフワークに対する姿勢を以下のように分析できる。
取り組み方
- ひとつのことに没頭したい
- さまざまなバリエーションを楽しみたい
他者との関わり
- 自分自身を認められたい
- 自分の作品や記録を認められたい
- 他者に喜ばれたい
- 他者と協力したい
頭脳と体
- 体を動かす活動をしたい
- 頭脳を使った活動をしたい
過去と未来
- 古来的なものや自然に触れたい
- 未来的なものに触れたい
3.捨てる
今やっていることの中から、以下の要素を洗い出す。
- 本当は面倒な集まりへの参加
- やる必要のない習慣
- やる必要のない習い事
- 時間のかかる節約術
- 過剰な自己投資
この中で、辞められるものを辞める。ある時期は必要だったものでも、ある時期に不要になる。 捨てるというステップはシンプルだが大きな一歩であり、この断捨離ができなければ、あなたは借り物の人生を過ごすことになる。
あるいは、辞めるまでいかなくとも、仕事や趣味との関わり方を変えることも検討できる。
すでにあなたは、自分のやりたいことを理解しているのだから、ためらう理由はない。
4.実行する
自己分析した結果から、新しいことをはじめる。壁があまりに高いようなら、簡単に、すぐにはじめられることを優先する。
また、教室やサークルに所属すると、自分ひとりで学ぶよりも長く続けることができる。それに、専門的な活動をするグループに所属することで以下のようなメリットを享受できる。
- なにかに専門的に取り組む、集中力のある人々と知り合える
- 同じ目標を持った人々と、利害を超えた喜びを共有できる
- 人生のパートナーと出会える可能性がある
ライフワークに取り組むうちに、さらにあなたは、自分のやりたいことに気づいてゆくだろう。
まとめ
今回は僕自身の体験を元に、「本当の生きがいや趣味を見つける4ステップ」を書かせてもらった。
実のところ、自分に素直に生きている人は、自己分析などしなくてもやるべきことをやっている。
その反面、自己分析しなければやりたいことすらわからない、という人が多い。もしあなたが後者の、「流行で着飾ったハリボテ」の可能性があるのなら、この記事が参考になるかも知れない。
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