高校三年生の夏、奇妙な夢を観た。
お守りに関する正夢だ。
興味深い夢ではあるが、いまだにその意味は分からない。
(夢分析の対象となるような夢かも分からないが…)
今回はそんな、お守りを見つける夢について紹介したい。
目次
夢診断の手法
以下の記事で紹介した書籍などを参考に夢診断を実践した。
夢の内容
当時僕は高校三年生だった。
夏休みのある日、僕はこんな夢を観た。
夢のはじまりは、布団の中からだ。
布団の中で目覚めた僕は、ふと用事があるような気がして立ち上がった。(夢の中の目覚め)
僕の部屋は二階にあったのだが、立ち上がった僕は階段を降りていって、一階にある仏間に入った。
そこで、仏壇の引き出しを開けて、奥からひとつのお守りを取り出した。
これが夢の内容だ。
この夢を観たあと、僕は目覚めた。
その夢のことが気になって、僕は立ち上がると、夢の内容と同じように階段を降りていった。
ぼうっとしながら仏間に入った。
それから、仏壇の引き出しを開けて手を入れると、同じような位置にお守りが入っていた。
僕はそれを取り出した。
診断対象者(僕)のプロフィール
高校三年生。
夢の詳細
1.自分について
リアルタイムの高校三年生くらい。
2.登場人物について
自分のみ。
3.時間と場所について
リアルな自分の家。
4.物や動物について
5.行動について
6.感情について
7.連想について
仏壇については以下が連想される。
- 高校一年生の特に亡くなった家族
- 隠された場所
- 目に見えない力
お守りについては以下が連想される。
- 忘れてしまった大切なこと
- 約束や契約
- 陰ながら見守る
仏間については以下が連想される。
- 二階(意識)から一階(深層意識)への降下
- 隠された神秘や信心
8.ストーリーについて
布団で目覚めたあと、階段を降りて仏間へ行き、お守りを見つけた。特に感情はなかった。
夢診断をしてみる
この夢をまともに診断できるのかは分からないが、夢の種類としては明らかな『正夢』だろうと思われる。
また、お守りについて特別な思い入れやエピソードがあるわけではないのに、なぜそのお守りを見つける必要があったのかもよく分からない。
また、正夢といえば、事故などを事前に知らせて心の準備をさせるような見方が普通? なのに、なぜこの夢は、「起きた後に行動を誘発させる」ようなものだったのだろう。
ちなみに、お守り自体は近所の神社で購入したものだ。
その神様が「大切にしろー」とメッセージを送ってきたのかも知れないが、しかし、仏壇の引き出しに入れられるのはそんなに嫌だったのだろうか?
(まあ当然、正式な祀り方ではないだろうが。普通に怒られたのかも……。いちおう、神社とお寺の違いくらいは分かっている)
そういえば、この夢を観る二年前に、肉親が他界していた。
憔悴していた僕にとって、「お守りに導かれる不思議な夢」は、少し救いになった気がする。
そう考えてみると、「僕自身が、夢によって自分にメッセージを伝えた」とも考えられるかも知れない。(亡くなった人や神仏が、目に見えなくても見守っているよ、というメッセージ?)
もしかしたら、「僕自身の潜在意識が、記憶していたお守りの場所を、たまたま夢に見せた」というだけのことかも知れない。
しかし、人間はおめでたいもので、そんな勘違いに励まされもするというわけだ。
まあ、夢とは奥が深く不思議であることに変わりはない。
まとめ
今回は一風変わった、正夢らしき夢を紹介した。(分析心理学というより、トランスパーソナル心理学の世界?)
いずれにしても、掘り下げすぎると深みにはまるので、「なんか不思議」くらいに留めておくのが一番だろう。
正夢といえば他にも面白いものが幾つかあるが…またそのうち。
次はもう少し、分析のし甲斐のある普通の夢を取り上げようと思う。
それではまた。