仕事が忙しく、ついつい周りの人に刺々しくなっていた時期だから、あんな夢を見たのかも知れない。
たくさんの猫に囲まれる夢だった。
目次
夢診断の手法
以下の記事で紹介した書籍などを参考に夢診断を実践した。
夢の内容
気がつくと僕は、中学の同級生のYくんの家にいた。
そこは、肌色の絨毯が敷かれたリビングだった。窓からはカーテン越しに光が入ってきていた。
Yくんはたくさんの猫を飼っている。
その猫たちが六匹から七匹ほど、僕を取り囲んでいたのだ。
はじめは猫たちはのんびりとした様子だった。
僕は穏やかな気持ちで脚を投げ出して座っていた。
やがて、ふと、多くの猫に囲まれているのが怖くなってきた。
これだけの猫に襲われたらただじゃ済まないぞ、と。
すると、猫たちは唸り声を上げ、今にも飛びかかってきそうな気配を見せた。
僕は身構えて、猫たちに警戒しはじめた。
やがて僕は、「自分がいらついているから、猫たちにその気持ちが移ったんだ」と思った。すると、猫たちはおとなしくなった。
診断対象者(僕)のプロフィール
夢の詳細
1.自分について
2.登場人物について
自分以外の人物は特にいなかった。
3.時間と場所について
4.物や動物について
5.行動について
6.感情について
7.連想について
8.ストーリーについて
はじめは穏やかな状態から、攻撃的な状況になり、そこからまた穏やかな状態に戻った。
夢診断をしてみる
全体的には、「単純な補償」の夢であると考えられる。 明るく清浄な印象の場面であるため、ネガティブな感じの夢ではない。 しかし、不思議な緊迫観のあるストーリーだ。
夢を見た当時、非常にストレスのかかる仕事をしていたため、僕は始終いらだってしまい、同僚ともうまくいっていなかった。 自分が苛立ったとき、そうした負の感情に周りを巻き込んでしまうことが多々あったため、こうした夢を見た気がする。
また、顧客対応が大変だったので、その理由で多少許されていた部分あった。 当時の自分としては、その八つ当たり的な行為でバランスを取っていたのだろうが、やはりなんとか改善しなければいけないことだった。
猫のイメージは女性的で、アニマを象徴していると思われる。同僚に女性が多かったからだろうか。
夢のシーンを自分の心の状態として置き換えて考えると(主体水準)、自分の心の中に女性的な柔らかさや思いやりが不足し、そういった気持ちがありながら、人間付き合いに活用できていなかったことが象徴されている。
この夢を見て、僕が自分の横暴さを反省できたのは、唯一の救いだったかも知れない。当時の同僚には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
まとめ
こうしてきちんと夢分析してみると、改めて夢の面白さに引き込まれる感じがする。
今までアクティブ・イマジネーションや瞑想なども試してきたが、夢は夢で奥が深い。
それにしても、変わった夢をこれまで、たくさん見てきた。
「天狗と一緒に山から金塊を盗む夢」「火の粉の落ちる坂道をのぼる夢」「巨大な塔をエレベータで行き来するシリーズものの夢」などなど。
記録しているものについては、振り返ってみても面白そうだ。
あなたも、夢診断・夢分析に興味が出たら、実践してみてはどうだろう。